阪神ＯＢの野球評論家・藤川球児氏が、２８日までにＹｏｕＴｕｂｅチャンネル「藤川球児の真向勝負」を更新。キャンプ視察で「思わず唸った選手」の名前を挙げた。

　藤川氏は動画撮影した時点で阪神以外に巨人、中日、ヤクルト、ソフトバンク、オリックス、日本ハムのキャンプを訪問。目に留まった選手を問われると、巨人では八百板卓丸外野手を絶賛した。

　藤川氏が視察したタイミングで秋広、八百板、松原が一緒に打撃練習していたという。「断トツで打っていたのは八百板選手。八百板選手は去年、クライマックスの時の甲子園の打撃練習で、『あれこの５１番、めちゃくちゃ良くない？』と思ったんです。その日、『代打で打つよ』と言ったら簡単に打った」と高評価。この動画投稿後に八百板は故障で離脱しているが、視察した際の印象で「（去年から）打撃のスイングがめっちゃ速い。体が切れてる証拠。今年どうかなと思ったが、やっぱりスイングに直結する、打球が。その時ほどキレはないが、いいのはずっとあるので、『この選手おもしろ』と思った」と語った。

　また、中日では石川昂弥内野手が目を引いたという。「この人しか気にならなかった、正直。体のサイズが巨人の岡本選手のよう。出てきそうなタイミングの」と注目。未来の４番候補として期待される２０歳について「持って生まれた天性の体がある。彼は間違いなくドラゴンズの主軸を張る。それは約束できる。体の大きさ、スイングに乱れがあるんじゃなく、その中でのスイングを持っているので大丈夫と思う。間違いなく出てくる」と断言した。

　動画では巨人・中田や秋広、ヤクルト・清水、ソフトバンク・栗原、オリックス・山本などについても言及している。