ガクッ!年俸が80%以上ダウンした選手たち
2018年、プロ野球選手の年俸の最大ダウン率は中日入団が決定した松坂大輔投手の96%だった。年俸が80%以上下がった主な選手の事例をまとめた。【金額は推定】
公開日:2018.1.16
【2011年12月13日デイリースポーツ紙面より】横浜DeNAの清水直行投手(36)が12日、横浜市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、2億円減の5000万円プラス出来高で更改した。今季、わずか2勝にとどまった右腕はあっさり白旗を揚げ「来年は軸になれるように頑張っていきたい」と巻き返しを誓った。(中略)今季は開幕前に左膝を痛め、9月には手術。わずか7試合の登板に終わった。球団の提示通りにサインするしかなかったが、ふと現実に戻る場面も…。来年支払う、今季年俸2億5000万円にかかる税金について「考えていなかった」とボソリ。80%減で、納税額よりも低い年俸になった。
【菊地原毅 80%減】3000万円→600万円(2012年)
【2012年5月14日デイリースポーツ紙面より】広島は育成選手の菊地原毅投手(37)と18日に支配下登録契約を結ぶことを13日、発表した。背番号は36。菊地原は昨年9月13日のヤクルト戦(マツダ)で左アキレス腱を断裂。昨オフ戦力外通告され、育成選手契約を結んでいた。
01年には当時プロ野球タイ記録となる78試合に登板。05年にもオリックスでリーグトップとなる71試合に登板した。11年にはアキレス腱断裂の影響で育成契約となり年俸80%ダウンとなったが、再び支配下登録に返り咲いた。
【山崎武司 88%減】2億5000万円→3000万円(2012年)
【2011年12月9日デイリースポーツ紙面より】 前楽天の山崎武司内野手(43)が8日、名古屋市内で中日との入団交渉に臨み、年俸3000万円プラス出来高払いの1年契約で合意した。「結果を残さなければ、ユニホームを脱がなきゃいけない立場。最後の最後の勝負になると思う。ただ、結果を残せば、あと何年もやれると思うし、山本さんより先に辞めたくないんでね」。3歳年上の山本昌を引き合いに出し、生まれ故郷で26年目を劇的に彩る決意を示した。