投げ過ぎ大丈夫?00年以降の夏の甲子園タフネス投手たち
100回目にして初めてタイブレークが初めて実現した今大会だが、投手の球数は本当に減るのか?00年以降の夏の甲子園で多くの球数を投げたタフネス球児たちを集めてみた(敬称略)
公開日:2018.8.17
金足農の剛腕・吉田は決勝戦途中降板 881球で力尽く
金足農(秋田)の剛腕エース・吉田輝星投手(3年)が今大会初めてマウンドを譲った。五回を投げ終え、132球を投げ、12安打、3四球、4奪三振で12失点。
金足農・吉田が甲子園初降板 大阪桐蔭に5回12安打12失点
1-12と11点をリードされた六回から背番号5の右腕、打川和輝内野手(3年)が登板。吉田は右翼の守備に入った。
吉田は今大会5試合すべてで完投。45回、749球を投げ、43安打、58奪三振、11四死球、11失点の内容だった。
今大会最多球数は金足農・吉田の881球だったが、過去はどうだったか。引き分け再試合が延長18回から延長15回に短縮された00年センバツ以降のタフネス投手を以下に挙げてみた。
※18年センバツから延長13回以降タイブレークを導入し、延長回数無制限に。ただし、決勝戦はタイブレーク方式を採用せず、延長15回まで続行し、同点なら引き分け再試合。再試合は延長13回からタイブレークを行うルールになった。
【88回(06年)優勝・斎藤佑樹(早実)】引き分け再試合含む7試合で948球
早大を経て2010年ドラフト1位で日本ハム入団。通算15勝24敗(以下記録はすべて08年8月19日時点)。
【96回(14年)準優勝・今井重太朗(三重)】6試合で814球
現在は中部大4年。リーグ戦3年間で15勝。