日本ハム新球場使用ピンチ!?球場規格規定とは

日本ハムの新本拠地「エスコンフィールド北海道」が、公認野球規則に定める規定を満たしていないことで話題となっている。来季のこけら落としを前に発覚した“珍事”。新庄剛志監督もビックリ!?な問題とは―。

公開日:2022.11.21

ホームベースからバックネット側のファウルゾーンの広さが足りない…

えっ!日本ハム新球場使えない!? ファウルゾーンの広さ公認野球規則の規定に満たず

 指摘を受けたのは、ホームベースからバックネット側のファウルゾーンの広さだ。
 公認野球規則では、試合を行う競技場の構造が細かく設定されており、野球規則2・01において「本塁からバックストップまでの距離、塁線からファウルグラウンドにあるフェンス、スタンドまたはプレーの妨げになる施設までの距離は、60フィート(18・288メートル)以上を必要とする」と明記されている。
 だが、「エスコンフィールド北海道」でのホームベースからバックネット側のフェンスまでの距離は約15メートルしかなく、会議の場ではその点について他球団からの指摘を受けた。

えっ!日本ハム新球場使えない!? ファウルゾーンの広さ公認野球規則の規定に満たず

95%完成&メディア公開も終えた後の発覚

日本ハム新球場「エスコンフィールド」お披露目 ダルと大谷の壁面アートも完成

 日本ハムは3日、来季から使用する北海道北広島市の新球場「エスコンフィールド」をメディア公開した。
  全体の95%が完成。内装部分を仕上げて、開幕戦を迎える。

日本ハム新球場「エスコンフィールド」お披露目 ダルと大谷の壁面アートも完成

評論家らも反応

何が問題?高木豊氏 日本ハム新球場規則違反を解説 「ファンのため」「現行で容認を」と訴え

 元DeNAで野球解説者・高木豊氏が8日、自身のYouTubeチャンネルに投稿。
 「いまからでも(規則に従って)3メートル下げることは可能だと思う」と前置きした上で、「この球場の一番の良さは、なに?3メートル違ったら、ファンにとっては臨場感が違う。投手が投げる球がよりリアルに感じる。ファンがより近くで野球をみられる球場って、俺は人気が出ると思う。現行で、いまのままでいいんじゃないかな?」と投げかけ、「ベンチが近いとか、ファンが危ないとか危険度もあると思うけど、ネットがあればいい。規約、ルールは何十年と培ったものだろうけど試してみてほしい、これをきっかけとして。ファンのためを思うのであれば、容認する形をとってもいいと俺は思う」と持論を語った。

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