松本薫、五輪後初の実戦は準決勝敗退
「柔道・全日本実業個人選手権」(31日、ベイコム総合体育館)
女子57キロ級にロンドン五輪金メダリストの松本薫(25)=フォーリーフジャパン=が、五輪後初の実戦として出場し、4強入りを果たした。また、男子60キロ級には五輪で3大会連続金メダルを獲得した野村忠宏(38)=ミキハウス=が出場。4強入りで講道館杯(11月・千葉)の出場権を獲得し、現役を続けていく方針を示した。
世界柔道で日本女子が金メダルゼロの危機に立たされる中、日本では畳の上に“野獣”が帰ってきた。五輪後、右腕の手術などで実戦から遠ざかっていた松本は、代名詞とも言える気迫みなぎる柔道を見せた。
2回戦から登場すると、初戦は寝技で、続く3回戦は小外刈りでそれぞれ一本勝ち。だが、準決勝では4分12秒に小内刈りを食らって有効を取られ、そのまま敗れ去った。試合後には「腹ばいで落ちたつもりで、ポイントを取られたのはわかっていなかった。実力で負けたと思う」と語った。
復帰戦での優勝はならなかったが「試合に出て、課題だと思っていたところが疑問から確信に変わった。悔しいが、また強くなれると思うとうれしさも感じます」と敗戦にも前を向く。
「最終目標」と語る2016年リオ五輪。期待される連覇に向けては「今は自分を変えているところ。ロンドンまでの器は一杯になったので、次の大きな器にしているところです」と、さらなる高みを見据えている。
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