奈良ベスト16ならずも「手応えあった」
「全米OPテニス」(30日、ニューヨーク)
女子シングルス3回戦で奈良くるみ(21)=大産大=は元世界ランキング1位で第9シードのエレナ・ヤンコビッチ(セルビア)に敗れ、ベスト16入りはならなかった。シングルスの日本勢は全て敗退した。女子ダブルス1回戦でウィンブルドン選手権4強の青山修子(近藤乳業)シャネル・シェパーズ(南アフリカ)組は第2シードのエカテリーナ・マカロワ、エレーナ・ベスニナ組(ロシア)に屈し、クルム伊達公子(エステティックTBC)アランチャ・パラサントンハ(スペイン)組は第5シードのアンドレア・フラバーチコバ、ルーシー・ハラデツカ組(チェコ)に敗れた。
5年前に準優勝している元世界ランク1位のヤンコビッチと互角に打ち合ったが、2時間近い熱戦で力尽きた。奈良は「十分に手応えはあった」とた内容に胸を張った。「負けたくない気持ちで臨めた」と鬼気迫る表情でコートに立った。第2セットで5‐2とし、観客をざわつかせた。躍進したホープは「ポイントを取れるショットを磨けば、もっと(プレーを)展開できる」と伸びしろを感じたようだった。