角野、貫禄のスロープスタイル初代王者
「スノーボード全日本選手権」(1日、北海道ニセコ花園スキー場)
新種目のスロープスタイルが行われ、男子はソチ冬季五輪8位入賞の角野友基(17)=日産X‐TRAIL=が90・73点で初代王者となった。女子は鬼塚雅(みやび)(15)=バートン=が81・30点で優勝。ソチ五輪スノーボードクロス代表の藤森由香(27)=アルビレックス新潟=が2位に入った。
角野はただ一人90点台をマーク。五輪代表の貫禄を示す演技での優勝に「体が痛かったけどいい滑りができた」と、ほっと胸をなで下ろした。今季最終戦で「体がつぶれてもいいかなと思った」と全力で挑んだ。「勝たないといけない試合が多く、精神的に疲れた」と五輪シーズンを振り返り、来季に向けて「まずは休みたい。楽しんでやれれば」と話した。