46歳、伊達公子復帰も黒星 「やっとスタートラインに立てた」
「テニス女子・カンガルー杯国際女子オープン」(3日、岐阜長良川テニスプラザ)
女子テニス界に鉄人が帰ってきた。46歳の伊達公子(エステティックTBC)が3日、岐阜市内で行われたツアー下部大会カンガルー杯国際女子オープンで左膝手術から約1年4カ月ぶりに復帰、1回戦で世界ランク136位の朱琳(中国)に2-6、2-6のストレートで敗れた。
第1セット第1ゲームをブレークし、立ち見客も出た超満員のセンターコートを沸かせたが、ミスも重なりその後はペースダウン。それでも「やっとスタートラインに立てた」と笑顔で話した。
2度の左膝半月板手術からのカムバックに「試合には負けたけど、勝負に勝つ可能性は感じられた」と充実の表情。さらに「可能性を感じなければこの場で引退を迷ってもおかしくない。それは全く自分の中でなかった」と“限界説”もきっぱりと否定した。今後は膝の状態を見極めつつ、全米オープン予選を重点に調整を進めるつもりだ。