残り1秒で決めた!!名古屋経大初4強 創立3年で昨年準V立命大破った!
「デイリー主催・西日本学生バスケットボール・女子準々決勝、名古屋経大77-75立命大」(8日、エディオンアリーナ大阪)
男女準々決勝各4試合が行われ、女子は2016年にチームを立ち上げた名古屋経大が昨年準優勝の立命大を破り、初の4強入りを果たした。同点で迎えた試合終了直前にSF成田めぐみ(2年)が劇的な決勝シュートを決めた。9日は男女準決勝各2試合がエディオンアリーナ大阪で行われる。
劇的な幕切れだった。75-75で迎えた残り1秒、2年生SF成田が体勢を崩しながらシュート。高い放物線を描いたボールはリングに吸い込まれ、その直後に終了のブザーが鳴り響いた。
創立3年目で東海リーグでは2部に所属する名古屋経大が、昨年準Vの立命大を破って4強入り。重田監督は「いつも劇勝。若いチームだからね」と胸をなで下ろしつつ、「本当によくやってくれた」と金星を挙げた選手たちをねぎらった。
殊勲のシュートを決めた成田は4人きょうだいの末っ子で、両親を含めた全員がバスケットボール競技を経験。家の庭にはゴールが設置されており、幼少のころから家族でプレーしてきた。現在はB2のFE名古屋に所属する兄・正弘(24)らから「シュートをよく教えてもらった」という。バスケ一家で培ったシュート力を、土壇場の場面で発揮した。
主将のSF大橋瑠(3年)は「勝ち切ってのベスト4は自信になる。ここまできたら決勝に行きたい」ときっぱり。どこまでもチームに新しい歴史を刻んでいく。