サントリー 苦しみながらも4強 復帰のFB松島「自信で勝った」
「ラグビー・トップリーグ決勝トーナメント1回戦、サントリー28-26クボタ」(1日、秩父宮ラグビー場)
各組上位4チームによる決勝トーナメント1回戦が行われ、3連覇を目指す紅組2位のサントリーは28-26で白組3位のクボタを下し、4強進出を決めた。8日の準決勝(秩父宮)は、紅組4位のNTTコミュニケーションズを33-21で破った白組1位のヤマハ発動機と対戦する。9~16位決定予備選はNECがコカ・コーラを、ホンダがサニックスをそれぞれ下し、12位以上が確定。入れ替え戦回避が決まった。
日本代表が1人もいないクボタに劣勢を強いられた。それでもサントリーの沢木監督と流主将は「ファイナルは1点でも相手を上回って勝つことがすべて」と口をそろえた。
前半14分には連続攻撃でWTB中鶴が先制トライ。18分にはCTB梶村が相手キックをチャージして、28分にはナンバー8マクマーンが相手タックルをかわしてトライを重ね、25-7と完勝ムードで折り返した。しかし後半はクボタが反撃し、最後は2点差に。それでもサントリーは4分半に及んだクボタのロスタイムの猛攻を耐え、最後はFB松島がタッチに蹴り出した。
松島は右足の肉離れで秋の日本代表を辞退し、9月22日のNEC戦以来の実戦だったが80分フル出場。「自信で勝った。苦戦しても負ける気はしなかった」と、連覇中のチームの自信を強調した。(大友信彦)