大坂なおみ、まさかの1回戦負けに主要メディアも辛口「迷子のよう」

 女子シングルス1回戦でポイントを許し、しゃがみ込む大坂なおみ=ウィンブルドン(共同)
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 「テニス ウィンブルドン選手権」(1日、オールイングランド・クラブ)

 女子シングルス1回戦で世界ランク2位で第2シードの大坂なおみ(21)=日清食品=が同39位のユリア・プティンツェワ(カザフスタン)に6-7、2-6のストレート負けで初戦敗退となった。大会後発表のランキングで世界1位に返り咲く可能性がなくなった。大坂はミスが多く、四大大会で2017年全仏オープン以来9大会ぶり2度目の初戦敗退。プティンツェワには前哨戦のネイチャーバレー・クラシックでもストレート負けしており、3戦全敗となった。

 全米、全豪を2連覇し、世界ランキング1位に駆け上がったシンデレラガールが迷路に迷い込んだ。コーチを変更した全豪以降、優勝はなく、5月の全仏オープンは3回戦敗退、そしてウィンブルドンは1回戦負け。全米、全豪のハードコートに比べ、全仏のクレー、ウィンブルドンの芝は苦手にしているとはいえ、別人のような脆さを見せている。主要メディアも失望と落胆を持って報じている。

 米・NBCスポーツは、「ウィンブルドン初日の混乱の中、大坂が涙の危機に瀕した」と、第2シードの1回戦敗退が01年のヒンギス以来であることを伝えた。ESPNは「コートの内外で答えを見つけるのに苦労している」との見出しで、写真の説明には「迷子のよう」とキャプションをつけた。記事では「プロスポーツ選手の人生とキャリアは浮き沈みがあるものだが、この1年間の大坂ほど極端な例はない」と、伝えた。

 全豪直後にサーシャ・バインコーチとの契約を解消してから「コートの中で苦労している」と、指摘した。

 開催地の英BBCは「プティンツェワが1回戦で大坂に衝撃を与えた」と、報じた。

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