13歳の吉田陽菜 トリプルアクセル成功で3位
「フィギュアスケート・げんさんサマーカップ」(12日、滋賀県立アイスアリーナ)
女子ジュニア7級が行われ、ショートプログラム(SP)フリーとも1位の松生理乃(グランプリ東海ク)が、合計184・95点で優勝した。SP8位の吉田陽菜(13)=名東FSC)がフリーの冒頭でトリプルアクセル(3回転半)に成功するなどして104・83点でフリー3位、合計154・77点で総合3位に入った。
昨年のこの大会で3回転半に成功した吉田は、今季初戦となった先月の名古屋市スケート競技会でも3回転半に成功していた。2大会続けて成功した大技に「結構緊張していたけど、高さも回転軸もよかったのでいけるかなと思って降りた。試合の中ではできがよかった」と振り返った。
この日は同じ名古屋の横井きな結(14)=邦和スポーツランド=もフリーで3回転半に成功。吉田は「今はみんながアクセルを跳んでいて、当たり前のようになっている。(得点源としては)2本入れるとか、加点を取らないといけない」と女子の3回転半時代を見据える。「練習ではもっと大きい(ジャンプの)時もある」という最大の武器。この日はコンビネーションジャンプのミスを後半でリカバリーするなど、冷静な試合運びも大器を予感させた。