大坂なおみ、右肩負傷でWTAファイナル棄権 日本で精密検査…次戦は来年1月か
「女子テニス・WTAファイナル」(29日、深セン)
女子テニスのツアー最終戦、WTAファイナルの主催者は29日、シングルスで世界ランキング3位の大坂なおみ(22)=日清食品=が右肩負傷で棄権したと発表した。中国・深センで記者会見した大坂は、27日の1次リーグA組初戦で勝った後、右肩が悪化したとし「サーブを打てなかった。初戦でいいプレーができていたし、優勝したかったので残念」と話した。
27日のクビトバ戦はストロークが安定し、高速サーブを連発。だが2時間39分に及んだ熱戦の代償は大きく「昨日(28日)の朝起きたらずきずきと痛みが出た」。同日の練習では軽めの調整で回復に努めたが、無理はできないと判断した。
今月6日までの中国オープンでツアー2大会連続優勝を果たしたが、決勝時から痛みがあり、その後日本での調整中はサーブを打てなかったという。「多くの試合をすることに体が慣れていない面がある。痛みも少しだけだし、休んでリハビリをすれば戻れると思う」と、重傷ではないとの認識を示した。
今後は日本で精密検査を受け、来年の初戦に予定する1月初めのブリスベン国際(オーストラリア)には出場する意向。「昨年はオフにしっかり練習して、(今年1月の)全豪オープンで優勝することができた。来年もそうなるようにしたい」と話した。