羽生結弦の現役哲学「惨めな姿は見せたくない」 露メディア「何歳まで現役?」に

SPの演技を振り返る羽生結弦(撮影・堀内翔)
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 「フィギュアスケート・NHK杯」(22日、真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)

 男子SPが行われ、同大会3年ぶりの優勝を狙う羽生結弦(24)=ANA=は、シーズンベストに迫る109・34点をマークし首位に立った。12選手中唯一、100点を超え、91・47点で2位のケビン・エイモズ(フランス)に17・87点差をつけた。

 SP後の取材ゾーンでは、残りの現役生活についての質問がとんだ。

 「先日、(女子の)メドベージェワ選手が『許されるなら、38歳まで滑っていたい』と話していた。羽生さんはどうか?」-。

 羽生は笑みを浮かべつつ「僕はスケートは勝つためにやっているので、やっぱり惨めな姿を見せたくない、というのがすごくあります」。その上で「自分ができるMAXの構成ができなくなったら、辞めると思う」と、現役としての“哲学”を語った。

 また、会見でもその精神面での強さの秘訣を問われ「僕も人間なので、弱い時は凄く弱い。ただ、強い自分を皆さんが印象強くもっていてくださることで、常に強くなければいけないと思っている」と心の内を明かし「羽生結弦はこうだよねって、期待してくださるからこそ、強くありたい。人の何十倍もプレッシャーを感じていると思う。心すごく弱いなって思ってしまうけど、弱い自分を見せたくないと凄く思っている」と、羽生結弦が羽生結弦であるための心がけを語った。

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