千代丸、コロナ陰性で途中中止の危機回避 蜂窩織炎の診断 18日から復帰
「大相撲春場所・10日目」(17日、エディオンアリーナ大阪)
高熱が続き休場している西前頭15枚目の千代丸(28)=九重=が新型コロナウイルス感染を判定するためのPCR検査を受け、陰性であったことを16日、日本相撲協会が発表した。鏡山危機管理部長(元関脇多賀竜)が師匠の九重親方(元大関千代大海)から陰性の検査結果と蜂窩織炎(ほうかいしきえん)と診断されたことの報告があったことを明かした。
千代丸は7日目の14日夜に38・6度、15日朝に39・7度の熱で8日目から休場。9日目の16日朝は40度と高熱が治まらなかった。この日朝の検温では37・7度に下がったという。
今場所、発熱休場した十両以上の関取は千代丸が初めて。今場所は感染防止を徹底し、37・5度以上の発熱が2日続けば休場の措置が取られる。発熱が続けば、PCR検査を受け、協会員で1人でも感染者が出れば打ち切りとなる。陰性の診断で途中中止の危機は回避された。
千代丸は11日目の18日から復帰予定。11日目の取組が発表され、琴奨菊(佐渡ケ嶽)戦が組まれた。