有森裕子氏&為末大氏、五輪開催に持論展開「現状が…」「やっちゃおう」
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陸上の女子マラソンで五輪2大会連続メダルの有森裕子氏と世界選手権の男子400メートル障害で2度銅メダルを獲得した為末大氏が3日、オンラインでトークイベントを行った。新型コロナの影響で1年延期となった東京五輪開催について議論し、有森氏は「現状がどうにかならないと、その姿は思い浮かばない」と慎重な考えを示した。為末氏は「私はやっちゃおうよという感じ。だめかもしれないけど、頑張ってみようと考えることは良いことだと思う」と諦めるのは時期尚早だと主張。それぞれの持論を展開した。
この日、2人は世界40カ国以上でスポーツを通じた社会貢献活動に取り組む団体、ローレウスの新アンバサダーに就任し、イベントには同アンバサダーの元プロテニス選手の杉山愛氏も参加した。為末氏は「(コロナ禍は)社会におけるスポーツの意義を考える大きな機会」と提言した。