卓球Tリーグ有観客再開 張本「全日本選手権より緊張した」ストレートで快勝
「卓球・Tリーグ、東京4-0彩たま」(20日、朝霞市立総合体育館)
リーグ戦が約1カ月ぶりに再開し、2位の東京が最下位の彩たまを4-0で下して勝ち点を25とした。今季初となる有観客で行われ、新型コロナウイルス感染対策の中、観衆206人が観戦。東京は、東京五輪代表の張本智和(17)、水谷隼(31)がそろい踏みし、全日本選手権で初優勝を果たした及川瑞基(23)も出場した。
今季初の有観客試合で張本が再起の1勝を挙げた。第3試合で神巧也に3-0のストレートで快勝。得点時には声を上げながら、全日本選手権で8強に散った憂さを晴らし「勝つことが何よりも良かった」とうなずいた。
「久々に観客がいて全日本選手権より2、3倍緊張した。足が動かないし、頭真っ白」と明かしつつも、本来の力強いプレーを披露。全日本で敗れた当日には気持ちを切り替えたといい「久しぶりに納得できるボールが何本かあった。こういうプレーができれば全盛期に近づける」と、復調に自信をのぞかせた。
首都圏に緊急事態宣言が出る中、川崎市と都内の練習場を拠点に復活を目指す。「卓球も大切だし(感染対策で)命を守ることも大事。バランスを保って考えながらやりたい」と話した。