アキレス腱断裂から復活期す寺本明日香「五輪譲れない」体操14日から選考本格化
体操の東京五輪代表選考会を兼ねた全日本選手権(15日開幕・高崎)を前にした14日、有力選手が公式練習に臨んだ。
いよいよ五輪代表選考も本格化。昨年2月の左アキレス腱断裂を乗り越え、女子で3大会連続五輪出場に挑む寺本明日香(25)=ミキハウス=は、19年世界選手権で自身が主将として団体出場枠を獲得してきただけに「五輪の権利は譲れない」と、闘志をたぎらせた。
回復途上だった昨年12月の全日本は13位で涙したが、「かなり戻ってきている」と復調をアピール。床ではフィギュアスケートの羽生結弦(ANA)が使用した曲「Origin」で舞う。「全日本でまず3位以内に入って、代表に近づきたい」と、意気込んだ。
女子は全日本予選、決勝、5月のNHK杯(長野)の合計得点で3位以内なら代表に決まる。残り1枠は貢献度などで決まる。