旭日松「勝ちにどん欲な力士を」 引退会見、桐山親方として抱負
大相撲の元幕内で11日に引退発表した旭日松(31)=本名・松嶋広太、友綱=が22日、オンラインで会見した。今後は桐山親方として後進を指導する。
「ホッとした気持ちでいっぱい」と16年間で完全燃焼した。千葉県野田市出身。2005年春場所、大島部屋から初土俵。押し相撲で出世し、12年秋場所で新入幕。豪快な塩まきも人気だった。
27歳から糖尿病に苦しみ、17年名古屋場所で幕下に陥落。その後、関取復帰はかなわなかった。「気持ちで相撲を取るタイプなのに、負けた時に悔しいという気持ちが薄れていた」と引退理由は闘志の衰えだった。
闘病など苦しんだ経験は指導者として生きる。「小さくても気持ちのある力士を育てたい。勝ちにどん欲な力士を作っていきたい」と力を込めた。