住吉りをん、SP自己ベストで3位 フリー4回転挑戦へ「100%」 成功なら安藤美姫以来20年ぶり
「フィギュアスケート・NHK杯」(18日、真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)
女子ショートプログラム(SP)が行われた。今季からシニアに本格参戦の住吉りをん(19)=オリエンタルバイオ・明大=が、自己ベストを4点近く更新する68・01点をマークし、3位につけた。19日のフリーでは、大技の4回転トーループへ「100%挑む」と宣言した。
SPでは、連続3回転で小さなミスはあったが、すべてのジャンプで着氷し、スピン、ステップもすべて最高レベル4を獲得。「内容は満足いくものだった。今まで思うように演技できずに悩んできたが、やっとできたかという感じ」とホッとした笑顔を見せた。
4回転トーループは、今月のフランス杯フリーで転倒した。シニア大会の連戦の疲労もあり「フランス杯から帰って調子は落ちていた」と冷静に振り返ったが、「感覚は悪くない。明日朝しっかり調整すれば、降りられるんじゃないか」と手応えもある。「このSPでつかんだ自信を持って、明日は4回転も含めて自分のベストを出せればいい」と気合十分だった。
国際スケート連盟(ISU)公認の国際大会で4回転ジャンプに成功すれば、日本選手では安藤美姫(02年ジュニアGPファイナルでの4回転サルコー)以来、20年ぶり2人目。トーループは初となる。