駒大の大学駅伝3冠をユーミンがサプライズ祝福「推しがあるってすばらしい」大八木監督も笑顔「私も大ファン」
今季の大学駅伝3冠を達成した駒大陸上競技部が14日、東京都世田谷区内で報告会を行った。イベントには歌手の松任谷由実が、夫で音楽プロデューサーの松任谷正隆とともにサプライズ登場。大八木弘明監督と藤田敦史ヘッドコーチに花束を手渡した。
ユーミンは夫とともに10年前から同部を応援。定期的にシュークリームの差し入れをするなど深い親交がある。ユーミンは「3冠本当におめでとうございます」と祝福。「にわかファンに毛が生えたぐらいなんですけど、近年はお正月があっという間に過ぎる。推しがあるってすばらしいことだなと幸せを感じています」と笑顔だった。
松任谷正隆は「20年ちょっと前、テレビを見てたら、監督車からみんな叫ぶじゃないですか。その中でもひときわ甲高い声で放送禁止用語に近い言葉を怒鳴られていた監督がいました。それでやたら気になってそれが駒沢ファンになる最初だった」と話し、ギャラリーの笑いを誘った。
さらに、「見ていたらただきつい言葉を言うだけでなく、何かものすごく愛情のようなものを感じ、それからとりこになっちゃった」と魅力を熱弁。「自分がこんなに応援できるチームがいるのは本当に幸せだなと思ってます。僕は本当に死ぬまで駒沢を応援し続けると思います」とエールを送った。
これを受け、大八木監督は「もうびっくりしました」と満面の笑みを浮かべた。「この何年間、12月の第1日曜日にいつもシュークリームを100個持ってきてくれて、これが選手たちの力になっている」と感謝した。次期主将の鈴木芽吹(3年)も「悲願の3冠を達成できたのも松任谷さんの応援があったからこそ。個人的にシュークリームがすごく好きなので本当にうれしかった」とにんまりした。
大八木監督は、「これからもぜひ応援して頂けたら。私はご夫婦の大ファンでもありますので、またよろしくお願い致します」と締めくくった。