田中希実が1500メートル優勝 ラスト1周で猛スパート 後続振り切る「すごく自信につながる」 セイコーGGP

1500mを制して笑顔の田中希実=日産スタジアム(撮影・金田祐二)
1500mを制した田中希実=日産スタジアム(撮影・金田祐二)
1500mを制した田中希実=日産スタジアム(撮影・金田祐二)
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 「陸上・セイコー・ゴールデンGP」(21日、日産スタジアム)

 女子1500メートルでは、3分59秒19の日本記録を持つ田中希実(23)=ニューバランス=が、4分11秒56で優勝。スローペースのレースとなったが、田中はラスト1周から猛スパート。残り200メートルでさらにギアを上げ、猛追するダニエル・ジョーンズ(米国)を振りきった。

 今年3月末で豊田自動織機を退社。4月からニューバランス所属の「プロ」として海外レースを転戦してきた。8月の世界選手権(ブダペスト)の参加標準記録4分3秒50には届かなかったが、世界レベルの終盤の強さを見せた。

 田中は「ラストをいかに上げられるかをテーマにしていた。ラスト100メートルは止まってしまった」と反省。一方で「(ラスト1周)60秒は切れてなかったと思うが、60秒を切ることを意識して駆け抜けることができた。その走りに集中した結果、勝てたことはすごく自信につながる」と手応えを口にした。

 また、来月の日本選手権(ヤンマースタジアム長居)へ向けて、「日本選手権は5000メートルもあるので練習に入っていくと思う。それによってより1500メートルの自信を高めていきたい」と話した。

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