「大相撲初場所・９日目」（２０日、両国国技館）

　平幕宇良が大関琴桜を押し倒しで破り、５勝目（４敗）を挙げた。立ち合いでうまく相手の体の下に潜り込むと、もろ差しとなって土俵際へ。粘る相手を最後は左からのはずで押し倒した。その瞬間、宇良は遠くを見つめるようにして息をつき、館内な大きな歓声に包まれた。

　完勝とも言える相撲内容にＳＮＳでは「やったね宇良ちゃん♥今日もいいドヤ顔」「宇良のドヤ顔、大好き」「勝った後のドヤ顔宇良ちゃん可愛い」「宇良ちゃん！ナイッス～！ドヤ顔も満点！」などとコメントが寄せられた。

　宇良本人はＮＨＫのインタビューで「力を出し切ることに専念して頑張りました」といつも通り言葉を選ぶようにして話した。勝因はうまく中に入れたことかと問われると「いやもう無我夢中だったんでわからないですね」と答え、上位相手に勝利するといつも以上に大きな声援があることは「ありがたいです。励みになります」と感謝した。

　この後も上位との対戦が続きそうだが「精いっぱい頑張りたいと思います」とし、何か目標があるかという質問には「何も考えてないです」と話した。