国民栄誉賞が正式決定したレスリング女子の吉田沙保里（３０）＝ＡＬＳＯＫ＝が２３日、都内で会見。（中略）また、出演している同社ＣＭの“国民栄誉賞記念バージョンアップ版”の制作に前向きで「日本を明るくする」と誓った。同賞の“ご褒美”には故郷・三重産の「金色の真珠」をリクエストした。
　“霊長類最強の女”も人の子。さすがの吉田も緊張した面持ちだった。白のブラウスに黒のジャケットとパンツ、左胸には花。「こんな名誉のある、国で一番すごい賞を、いただいてびっくりした。光栄に思う。国民のみなさんのおかげです」

　大相撲史上最多となる幕内優勝３２回を誇り、多大な人気を誇った元横綱大鵬の故納谷幸喜さん（享年７２）の国民栄誉賞授与式が２５日、東京・霞が関の首相官邸で行われた。安倍晋三首相から芳子夫人に表彰状と盾、記念品の天然ダイヤ８個が入った掛け時計が贈られた。お礼として陸前高田の桜の木を使用した記念杯が首相に渡された。「亡くなってからも頂けて有り難いです。天国で喜んでいると思います」と芳子夫人。同席した横綱白鵬も「改めて偉大さを感じた。いい緊張感で春場所に臨みます」と賜杯奪回へ気持ちを新たにした。

　安倍晋三首相（５８）が３１日、デイリースポーツなどスポーツ紙のインタビューに応じ、（中略）元横綱大鵬、故納谷幸喜氏の思い出を語った。（中略）６０年代の高度経済成長期の流行語「巨人・大鵬・卵焼き」を持ち出し、「私は卵焼きは好きだったんですが…、巨人と大鵬は“アンチ”だったんですよ」と告白。国民的人気のあった大鵬さんは「圧倒的な存在感があった」と振り返った。ちなみに好きな球団は「アトムズ（現ヤクルト）」だったという。