祝「日本出身平成生まれ初」大関昇進!高安の軌跡をまとめてみた

数々の「平成生まれ初」の称号を手にしてきた高安が31日の番付編成会議&臨時理事会で正式に大関となった。最大の勲章「平成生まれ初の横綱」を目指す高安の軌跡を振り返ってみた。(敬称略)

公開日:2017.5.30

「定着してますので」大関昇進でも「高安」でいく!

高安、大関昇進でもしこ名は替えず「定着してますので」

 大相撲夏場所(28日千秋楽)で11勝(4敗)を挙げ、大関昇進を確実にした関脇高安(27)=田子ノ浦=が29日、都内の部屋で会見を行った。(中略) 今後も改名はせず高安のまま。本名大関は出島以来で、過去には元横綱の輪島、北尾(横綱時に双羽黒)がいる。「自分の父が新十両の時に先代師匠(故鳴戸親方=元横綱隆の里)に『ぜひ高安のしこ名でいってほしい』と願い、了承してもらった。高安でやってきてそのまま。定着もしてますので」と、話した。

高安、大関昇進でもしこ名は替えず「定着してますので」

2010年9月 舛ノ山とともに「平成生まれ初の関取」に

 日本相撲協会は29日、両国国技館で九州場所(11月14日初日・福岡国際センター)の番付編成会議を開き、十両昇進力士を発表。新十両は4人で、高安(20)=鳴戸=と舛ノ山(19)=千賀ノ浦=の2人が平成生まれ初の関取となった。【デイリースポーツ2010年9月30日付紙面より】

2010年9月30日の本紙

「両親の応援が支えに」入門5年半で夢かなった!

 秋場所で全勝優勝の高安は、入門5年半で夢をかなえ「苦労がムダじゃなかった」と喜びをかみしめた。土浦一中時代は野球部だったが、父栄二さん(60)と担任らに勧められて入門。上下関係の厳しい世界で「やめたいときもあった。両親の応援が支えになった」と感謝した。鳴戸親方(元横綱隆の里)は「三役、その上を狙える」と期待した。【デイリースポーツ2010年9月30日付紙面より】

翌10月の土浦巡業で故郷に錦!白鵬から早くも“初金星”!?

 大相撲の秋巡業が15日、霞ケ浦文化体育会館での土浦巡業から始まった。横綱白鵬(25)=宮城野=は朝げいこで、主に十両力士に胸を出し、関取衆では最も多い18番をとって17勝1敗だった。ただ、唯一の負けが地元土浦出身で新十両昇進を決めている高安で、客席から拍手が起きた。
 若手との手合わせに「(高安は)平成生まれだと聞いてるし、やっぱり年を感じました」と25歳とは思えない発言も。初めて胸を借りたという高安は「横綱は力を抜いてくれたんだと思います。(勝って)感激です」と笑顔だった。【デイリースポーツ2010年10月16日付紙面より】

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