稀勢の里どうなる?4場所以上連続休場した横綱のその後
横綱・稀勢の里が4場所連続となる休場を発表した。これまでの長期連続休場明けの横綱はどうだったのか、過去の例を集めてみた。(敬称略)
公開日:2017.11.8
02年秋の復帰場所で12勝を挙げた貴乃花だが、翌九州は全休した。翌03年初場所は2日目に負傷して3日目に不戦敗。4日目は休場したが、5日目から横綱としては異例の再出場をする執念を見せた。8日目まで土俵に上がったが9日目に引退を発表した。
【武蔵丸】02年九州から6場所連続休場→03年九州3勝5敗で引退
前述の貴乃花が復帰した02(平成14)年秋場所には、決定戦で貴乃花にリベンジを果たした武蔵丸だが、自身も翌九州から左手首の手術などで6場所連続で休場(全休4、途中休場2)となり、進退をかけて出場した03年九州の8日目に引退した。02年秋場所の優勝が自身最後の優勝(12回目)であり、ライバル貴乃花ともども最後の皆勤場所となった。
復帰場所の優勝は2回のみ!8人中5人が1年以内に引退…
年6場所となった58年以降、横綱8人(通算9回)の4場所以上連続休場を見てきたが、復帰場所の優勝は柏戸、大鵬の2例だけ。2ケタ勝利は両者に加えて北の湖、隆の里、大乃国、貴乃花の6例あるが、北勝海、武蔵丸は引退している。さらに復帰後1年以上現役だったのは柏戸、大鵬、北の湖の3人だけで、北の湖も2年もたずに引退している。
厳しい状況に置かれている鶴竜の今後に注目だ。