右足首の負傷もなんの!不屈のプリンス・羽生の復活劇を集めてみた

右足首じん帯を痛め、ぶっつけで全日本選手権に臨むことになった羽生結弦。今まで何度も逆境をはねのけてきた“不屈のプリンス”の復活劇を集めてみた(敬称略)。

公開日:2017.11.13

 羽生が3位に入り、初の世界選手権出場を確実にした。SPで失敗した4回転を成功させ、フリー1位の得点をマーク。「ほぼベストに近い演技はできた」。東日本大震災で被災した17歳は4日間、近くの小学校の体育館で避難生活を送った。今季、同じ被災者の思いも背負い、ロシア杯ではGPシリーズ初優勝も手にした。「来年も大きな舞台を重ねて課題を克服していきたい」と飛躍を誓った。【11年12月25日付紙面より】

 12年世界選手権 大会中に右足首ねんざも日本男子史上最年少で涙の銅メダル

 終盤の見せ場となるステップの直前、羽生が雄たけびを上げて自らを奮い立たせた。「ロミオとジュリエット」の世界を全身で熱演。「やっとハッピーエンドになった」。総立ちの観客と鳴りやまぬ拍手の中、若武者は右手を高々と突き上げ、涙を流した。
 東日本大震災で被災した仙台市出身のスケーターにとって、今季は「特別なシーズン」だった。「被災地の方々の応援をしっかり受け止めることで、最後まで演技できた」。故郷への思いとともに滑りきった4分30秒だった。【12年4月2日付紙面より】

14年中国杯で練習中に衝突、転倒し大流血も、包帯姿で滑り切り2位

14年11月9日付本紙

 フリー直前の6分間練習中、中国の閻涵と激突。頭部、腹部などを5カ所負傷し、頭部と顎からは出血した。包帯を巻いての演技となったが、5度転倒しながらも最後まで滑りきり、2位に入った。脳しんとうの疑いもあった中での演技は、賛否両論を呼んだ。

車イスで帰国もNHK杯強行出場し4位、GPファイナルは連覇

14年11月10日付本紙

中国杯から車いす姿で帰国。2週間後のNHK杯にも強行出場して4位に入り、その後、GPファイナルで連覇を果たした。

続く災難…14年12月の全日本選手権3連覇も大会後に腹部手術

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