相撲ってどんだけ時代遅れ?救命処置の女性に「土俵から降りて」アナウンス
大相撲の巡業中に土俵上で人が倒れ、救命処置を施した女性に対し「土俵から下りて」とアナウンスされていたことが判明。土俵が「女人禁制」とされているのはわかりますが、それは人の命よりも優先されることなの?
公開日:2018.4.5
大相撲春巡業は5日、兵庫県姫路市で開催され、巡業部の春日野部長が(元関脇栃乃和歌)が4日に京都府舞鶴市で行われた春巡業で多々見良三市長が土俵上で倒れた際、救命女性に対し、行司が場内アナウンスで土俵から下りるよう指示した問題で「不適切だった」と非を認めた。
春日野親方「不適切だった」 今後は人命救助最優先「対応できるように」
情報収集し、行司本人からも聞き取り、事態把握。「急なことで(行司が)戸惑ってしまった。人命に関わることと、状況が分からず『土俵から下りて下さい』と言ってしまったのは事実。『女性が上がっている』というのが頭にあった。もう少し対応できた」と、反省を口にした。
春日野親方「不適切だった」 今後は人命救助最優先「対応できるように」
「私も30何年やっているけど初めて。本場所でも起こる可能性はある。今後、起こったとしても対応できるようにしていく」
春日野親方「不適切だった」 今後は人命救助最優先「対応できるように」
日本相撲協会の公式ツイッターは5日、4日の舞鶴巡業で女性が土俵に上がり、倒れた舞鶴市長を救護したにも関わらず、行司が土俵から降りるようにアナウンスした件に「不適切なアナウンスをお詫び申し上げます」と謝罪。
相撲協会、公式ツイッターでも謝罪 再発防止対策も「早急に整備」と約束
「再発防止に向け、早急に対応方法を整備致します」
相撲協会、公式ツイッターでも謝罪 再発防止対策も「早急に整備」と約束
「相撲ってどんだけ時代遅れなのか」
社会学者の古市憲寿氏が5日、フジテレビ系「とくダネ!」で、倒れた市長に心臓マッサージなどするため土俵に上がった女性に対し、行司が土俵から降りるようアナウンスした問題で、相撲協会の八角理事長が出した謝罪文に「次、同じことがあった場合にどうするかって事も言ってない」と疑問を呈した。
古市憲寿氏、八角理事長の謝罪文に疑問 今後の対策示されず「これって意味ある?」
「ただ、何となくお詫びだけしていて、これって意味あるのかなって思ってしまって」
古市憲寿氏、八角理事長の謝罪文に疑問 今後の対策示されず「これって意味ある?」