どうした名門!日大アメフト悪質タックルにスポーツ庁長官も怒り

大学アメフトの名門・日大の選手による悪質な反則タックルが世間を騒がせている。選手生命どころか命さえ奪いかねない危険な反則に、被害者側の関学大だけでなく、多くの人が怒っている。

公開日:2018.5.13

パス投げ終わった数秒後に背後から… 日大選手の常軌逸した危険な反則タックル

 関東学生アメリカンフットボール連盟は10日、都内で6日に行われた日大と関学大の定期戦で日大の選手が度を越したラフプレーをしたとして、追加の処分内容が決まるまで、当該選手の対外試合の出場を禁止すると発表した。日大の指導者を厳重注意とした。

日大アメフット部に処分 度を越したラフプレー…パス投げ終えたQBに背後からタックル

 定期戦では日大の選手が、パスを投げ終えて無防備な状態だった関学大QBに背後から激しくタックル。その後もラフプレーを続けて資格没収(退場)となった。日大アメフット部は10日、「今回の事態を厳重に受け止め、今後はこのようなことがないよう、これまで以上に学生と真摯(しんし)に向き合い指導を徹底してまいります」などと謝罪のコメントを発表した。

日大アメフット部に処分 度を越したラフプレー…パス投げ終えたQBに背後からタックル

 連盟は公式規則の「(無防備な選手への)ひどいパーソナルファウル」に該当すると判断し、9日に開いた理事会で決定した。今後は規律委員会を設置し、詳細な調査を行った上で最終的な対応を決めるという。

日大アメフット部に処分 度を越したラフプレー…パス投げ終えたQBに背後からタックル

【パーソナル・ファウル(PersonalFoul)とは】怪我を招く危険な行為は、故意でも偶然でも、パーソナル・ファウルと呼ばれる。
(中略)また、危険度が高かったり、悪質と判断したりした場合は、反則を犯した選手を「資格没収(退場)」の処分が科される。

関学大・鳥内監督は怒り心頭「スポーツが成り立たない」

関学大、反則の日大に抗議文 アメフット定期戦で選手負傷

 関学大アメフット部は12日、6日の日大との定期戦でQB選手が相手守備選手(DL)から悪質なタックルを受けて負傷退場した件について兵庫県西宮市内で会見し、日大アメフット部へ抗議文書を送付して見解と謝罪を求めたと説明した。

悪質タックルに関学大「あってはならない」日大に抗議文送付、見解と謝罪を要求

 また、監督が試合後に反則を容認したと取れる発言をしたことについても見解を求めている。鳥内秀晃監督は「あってはならないこと。これを認めるとスポーツが成り立たない」と怒りを押し殺すように話した。

悪質タックルに関学大「あってはならない」日大に抗議文送付、見解と謝罪を要求

日大に経緯説明と謝罪求める文書 伝統の定期戦打ち切りも示唆

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