正代が大関昇進!本名のまま活躍した力土ってどれくらいいるの?

大相撲の正代が秋場所で優勝し大関に昇進した。今後も本名でとり続けると表明した。本名力士はしこ名でも違和感ない“珍名”さんが多いようだ。これまで本名のまま番付を駆け上がっていった力士を挙げてみよう。

公開日:2020.10.20

遠藤(えんどう)

新三役小結昇進の遠藤 しこ名は変えず「今から変えるのは難しい」と師匠追手風親方

 日本相撲協会は30日、夏場所(5月13日初日、両国国技館)の新番付を発表。遠藤(27)=追手風=が新三役となる西小結に昇進した。

新三役小結昇進の遠藤 しこ名は変えず「今から変えるのは難しい」と師匠追手風親方

 会見に同席した師匠の追手風親方(元幕内大翔山)は「ケガ、ケガ、ケガ、ケガ。やっとという思い。腐らずコツコツと治療してトレーニングして3年間やった」とねぎらった。しこ名は三役でも「遠藤」のまま。「今から変えるのは難しい」と明言した。

新三役小結昇進の遠藤 しこ名は変えず「今から変えるのは難しい」と師匠追手風親方

 遠藤聖大(えんどう・しょうた=本名同じ)1990年10月19日生まれ。石川県穴水町出身。小学1年の時に地元の教室で相撲を始め、金沢学院東高から日大に進学。大学時代は11冠。12年の国体、全日本相撲選手権で優勝し、幕下10枚目格付け出しの資格を得た。13年2月に追手風部屋に入門して3月に初土俵。幕下を2場所で通過して7月に十両に昇進。14勝1敗で優勝し、1場所で通過した。所要3場所での新入幕は幕下付け出しからは史上最速記録。得意は左四つ、寄り、投げ。182センチ、145キロ。

宇良(うら)

宇良、男泣き 電光石火の早業でとったり初金星「信じられない」

しこ名は、本人の意向で宇良のまま。「しこ名を変えて、誰やねん?ってなるのも困る」。期待をウラ切らないアクロバット関取が誕生した。

宇良スピード昇進 十両で「居反り」

 宇良和輝(うら・かずき=本名同じ)1992年6月22日、大阪府寝屋川市出身。4歳から地元の相撲クラブに通い始め、鳥羽高を経て関学大に入学。大学3年から頭角を現し、大技・居反りの使い手として入門前から注目を集めた。同大学初の角界入りで、15年春場所初土俵。16年夏場所新十両、17年春場所に史上7位タイとなる所要12場所でスピード新入幕を果たした。17年秋場所、右膝の大けがを負い2度の大手術からカムバック。20年11月場所では18場所ぶり関取として土俵に上がることになる。174センチ、137キロ。木瀬部屋。

石浦(いしうら)

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