ルーキー入谷響 7バーディーで首位「いいプレーができている」17番で299ヤード飛ばした
「女子ゴルフ・富士フイルム・スタジオアリス女子・第2日」(12日、石坂GC=パー72)
11日から持ち越した第1ラウンド残りと第2ラウンドが行われ、入谷響(19)=加賀電子=が第2ラウンドを7バーディー、3ボギーの68で回り、通算9アンダーで首位に立った。第1ラウンド首位の安田祐香が1打差の2位。前週優勝の穴井詩は35位。イーブンパーまでの58人が決勝ラウンドに進み、国内初戦の竹田麗央は3打及ばず予選落ちした。
昨年プロテストに合格した19歳の新人、入谷が飛距離を武器に首位に立った。まだプロ5戦目。7バーディーを奪い「いいプレーができている」と笑顔を見せ、早くも初優勝を視界に捉えた。
ドライビングディスタンスは開幕から4戦し、257・82ヤードで1位を走る。第2ラウンドではパー5の1番(480ヤード)を6番アイアンで2オンし、2パットのバーディー。17番(パー5)では299ヤードの豪打でスコアを伸ばした。
愛知県出身で160センチ、75キロの体格。岐阜・中京高で練習量が増え、飛距離が伸びたという。アマ時代は攻めのゴルフができず、プロになってキャディーに「刻むのはもったいない」と言われて開眼した。
3位につけた19歳の中村と同じ中嶋常幸プロの門下生。「同期でもあり意識する。でも人は人。優勝を意識すると縮こまるので」とのびのびを心がけ、頂点を狙う。
◇入谷響(いりや・ひびき)2005年12月21日生まれ、19歳。愛知県豊川市出身。6歳からゴルフを始め、中京高(通信制)を経て、現在は朝日大に在学中。2度目の受験となった昨年のプロテストに合格。ツアー予選会(QT)18位となり、今季ツアーデビュー。3月のアクサレディースで6位。160センチ、75キロ。