女性芸人・ゆりやんレトリィバァ（２６）が１４日、京都市内で取材に応じ、９日発売の週刊文春が報じた格安航空会社（ＬＣＣ）の客室乗務員（ＣＡ）採用試験をめぐる「“替え玉”受験」疑惑を謝罪した。騒動を頭を下げてわび、先輩女性芸人に頼まれ自宅のパソコンなどで回答するウェブ英語試験を手伝ったとされることに「横で見といてと言われまして」と、採用試験だと知らなかったと説明した。

　ゆりやんは、この日、京都市内の映画館で次世代プレミアムシアター「ＩＭＡＸ」のイベントに参加。持ちネタのオスカー女優のモノマネで笑わせたが、この得意の英語力を先輩女性芸人に見込まれたことが、疑惑騒動に発展していた。

　終了後に疑惑に関して問われると、ゆりやんは泣きそうな表情で「すみません、ご迷惑をおかけして、申し訳ありませんでした」と頭を下げて謝罪した。

　週刊文春は、ゆりやんが昨年、ＬＣＣのＣＡ採用試験を受けた先輩女性芸人に頼まれ、自宅のＰＣなどで回答する英語のウェブ試験を手伝った旨の疑惑を報じている。

　ゆりやんは、それが採用試験だとは知らなかったといい「（先輩女性芸人から）一緒にちょっと横で見といて、と言われまして」と事情説明。報道陣から悪気などはなかったのかと聞かれると「そうなんです。申し訳ありません」と重ねて謝罪した。

　所属事務所は、２人から事情を聞き、ゆりやんに関しては「詳細を知らずに手伝い、騒動を反省している」と説明。先輩女性芸人は、今春に採用が内定したが「騒動でご迷惑をおかけした」として最近、内定を辞退したという。ともに処分などは行わない方針。