錦戸、ジャニーズ退所 9月いっぱいで…関ジャニ脱退 方向性の違い生まれ3月末決断
ジャニーズ事務所の人気グループ・関ジャニ∞の錦戸亮(34)が脱退し、今月いっぱいで同事務所を退所することが5日、明らかになった。公式ファンサイトと同事務所から発表された。活動の方向性を見つめ直し、熟考を重ねた結果、21年間所属した事務所を離れる決断を下したと説明。グループは5人体制で再出発する。これに伴いメンバーの村上信五(37)と大倉忠義(34)がこの日、都内で取材に応じ、現在の心境を打ち明けた。
新たな人生に踏み出すべく、脱退とともに21年間所属したジャニーズからも卒業する。錦戸はファンサイトで「僕なりの形で、僕なりのエンターテイメントとは何なのかを、改めて考え、これからも発信し、恩返しできるよう努めていきたい」とコメントした。
今年、結成15周年を迎えた関ジャニは3日に5大ドームツアー「十五祭」が閉幕。4日にはジャニー喜多川社長のお別れの会が執り行われた。使命を完遂し、亡き恩師と周囲の人々に報告を済ませた錦戸は、自らの決断を表明した。
決定的な転機は昨年9月。7月に渋谷すばる(37)の脱退(年末に退所)、4月に安田章大(34)の腰椎と胸椎骨折があり、メンバーは存続も含め、環境の大きな変化に戸惑い始めたという。事務所は「全員が満身創痍(そうい)の状態でグループ活動ならびに個人活動を続ける中、それぞれが自分達の人生、そしてこれからの生き方について考え、メンバー同士、また、事務所のスタッフともたくさんの話し合いを」重ねたと説明した。
6人で何度も本音をぶつけた。活動休止の選択肢を視野に入れたこともあり、今後の人生を見つめ直す中で方向性の違いがはっきりと生まれていったという。
各自が答えを出したのが今年3月末。錦戸だけが脱退、退所を選んだ。「引き留めは当然しました」と村上は明かしたが、意志は固かった。大倉は「人生を考えた時に、選択肢の違いというかチャレンジの方向性も違ったのかなと思いました」と推察した。
それでも、15周年ツアーを成功させようと、脱退は一時、封印して6人での完走を誓った。固い決意は胸にしまい、全力でステージに立ち続けた。
錦戸は今後、俳優業をメインに活動していくとみられる。6人そろってファンの前に姿を現すことは、もうないという。
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