ワインハウスのドキュメント映画製作へ

 エイミー・ワインハウスの新作ドキュメンタリー映画が、2010年公開のドキュメンタリー作品『アイルトン・セナ~音速の彼方へ』を手掛けたアシフ・カパディア監督によって製作されることになるようだ。アシフは今回、 同じく2010年のドキュメンタリー『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』のプロデュースを手掛けたジェームズ・ガイーリ-ズ、そしてユニバーサル・ミュージックとタッグを組んでエイミーのドキュメンタリー作品を手掛けるという。

 今回の作品はこれまで未公開だった生前の動画を用いて、エイミーのキャリアと人生の両面を描く作品になるという。アシフとジェームズは「この映画はとてもモダンで感動的な作品であるだけでなく、今の時代の精神を掴まえて、我々が住む世界に光りを当てた力強い作品になるでしょう。他にこうしたコンセプトを持った映画は少ないと思います」「エイミーは世の人々の注目を集めた1世代に1人いるかいないかの逸材でした。彼女は自分で作曲し、心の底から歌声を発して、みんなが彼女の魔法にかかってしまったんです」「ただエイミーは悲劇的にも、度重なるゴシップ報道や人間関係、そして世界的な成功からのプレッシャーや不安定なライフスタイルといったことによって崩壊してしまうんです」「社会全体として我々は彼女の大成功を讃えましたが、一方で自分たちに都合のいいように彼女の堕落を早急に判断しすぎてしまったと思います」と抱負を語っている。

 また、製作を担当するフォーカス・フィーチャーズ・インターナショナルは、5月に開催されるカンヌ映画祭のフィルム・マーケットにて海外の配給先を獲得する意向だ。

 そんなエイミーのシングル『バック・トゥ・バック』は、最近にもビヨンセ・ノウルズが『華麗なるギャツビー』のサントラ収録曲としてカバーしているが、エイミーの父親であるミッチ・ワインハウスはビヨンセのカバーを批判している。「ビヨンセが良いカバー曲に仕上げたとは思えないね。あの曲をレコーディングするなら私の許可を求めるのが筋なのに彼女らは何もしなかったんだ」「ビヨンセ達は娘の曲をカバーするっていう特権を得たことに対しての謝礼を支払うべきだよ。金額は言えないけど、かなりの高額なんだ」

(BANG Media International)

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