K・サザーランド、刑務所で尊厳失った
俳優で歌手デビューも果しているキーファー・サザーランドは刑務所で尊厳を失っていたそうだ。酒気または薬物の影響下での運転で4回捕まり、2007年12月から48日間服役していたキーファーは、刑務所生活を歌に昇華したカントリーシンガーの故ジョニー・キャッシュのことを尊敬しており、そんなジョニーに敬意を示すために自分の音楽を作っているそうだ。ソロアルバム『ダウン・イン・ア・ホール』をリリースしているキーファーは「ジョニー・キャッシュは長期収容の刑務所の奴らについて(曲を)書いたし、ジョニーはそれをある種の尊厳も含めてやったんだ。いつもそれに対してすごいって思っているんだよ」「長期収容の刑務所には一度も入ったことないよ...本当にバカなことをして短期の刑務所には人生の中で数回入ったことがあるけど、あのドアの先に歩いて行って最初に失うものは、自分の尊厳だよ。そのことで(ジョニーに)本当に感謝しているんだ。ジョニーのその曲に敬意を払うために俺と(シンガーソングライターの)ジュード(コール)は歌を書きたかったんだよ」と話す。
また、キーファーは長年曲を作り続けていたものの、歌手としてのキャリアを始めるには役者として見られるプレッシャーがあり始めるのを躊躇していたが、ある時周りの目は気にしないことにしたのだそうだ。「今まで待っていた理由があるんだ。だけど、もうそんなの関係ない」「15年前はできなかったかもしれないけど、ジュードは本当に曲を作ることにとても自信があったし、それに対しては自分も異議はなかったんだ。だけど、ちゃんと(歌手として)やるってしぶしぶ同意した時点でまだ5曲、6曲しかできてなくて、それで『わかった、俺はこれがやりたい』ってなったんだ」とキーファーはローリング・ストーン・カントリー誌に続けた。(BANG Media International)