指揮者アンドレ・プレヴィン、亡くなる

 指揮者でピアニストのアンドレ・プレヴィンが亡くなった。89歳だった。

 死因については現在明らかになっていないが、1970年代にアンドレと結婚していた女優ミア・ファローは2月28日、ソーシャルメディアを通して「朝にまたね、愛する友人。素晴らしいシンフォニーと共に安らかに」と追悼の言葉を綴っていた。

 長きに渡るキャリアの中アンドレは、アカデミー賞4回、グラミー賞10回の功績を誇り『恋の手ほどき』、『ポギーとベス』、『あなただけ今晩は』、『マイ・フェア・レディ』など数多くの映画音楽に携わったことでも知られている。

 アンドレが指揮を執っていたロンドン交響楽団のマネージング・ディレクター、キャスリン・マクダウェル氏はこう声明を発表している。「私たちのオーケストラの歴史の中でアンドレ・プレヴィンは最も重要な場所を占めています。LSOディスカバリー(同オーケストラ主催の教育プログラム)が軌道に乗るずっと以前からアンドレはテレビを通して新しい観客を開拓してきました。特に素晴らしかったのはアンドレと私たちの最後のコンサートとなった、2015年6月のラフマニノフの交響曲第2番でのパフォーマンスです」

 アンドレはミアとの間に5人、ジャズシンガーのベティ・ベネットとの間に2人、4番目の妻との間に2人の子供がいる。(BANG Media International)

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