テイラー・スウィフト、「ゲーム・オブ・スローンズ」からの影響を明かす
テイラー・スウィフトが前作「レピュテーション」のインスピレーションとして「ゲーム・オブ・スローンズ」を挙げた。2016年から同シリーズを見始めたというテイラーは、翌年発表の自身の作品に多大な影響を及ぼしたことを明かしている。
テイラーはエンターテイメント・ウィークリー誌にこう語っている。「私の想像力の大半が『ゲーム・オブ・スローンズ』に注がれていた。あの頃私は『レピュテーション』を作っていたけど、インタビューでは話さなかったし、楽曲があの番組から影響を受けていたことも口にしなかったわ」「アルバムの曲は私が経験してきたことがベースの半分だけど、それも『ゲーム・オブ・スローンズ』のフィルターを通してのこと」「『ルック・ホワット・ユー・メイド・ミー・ドゥ~私にこんなマネ、させるなんて』は実際アリア・スタークの殺しのリストだし、サーセイ(ラニスター)の雰囲気やデナーリスも入っている」「『キング・オブ・マイ・ハート』はカール・ドロゴとデナーリスから影響を受けた。ドラムの音はドスラク族の音っていう感じにしたかった」「『アイ・ディド・サムシング・バッド』はアリアとサンサ(スターク)がリトルフィンガーを殺そうと共謀するエピソードの後に書いたものなの」
元々テイラーの曲、MV、SNSの投稿などには様々な隠れたメッセージが含まれているが、同ドラマがさらにその傾向を強くしたと本人は話す。
「物語の語り手としての私はスローンズで作られている。伏線を張ったり、細心の注意を払って物語を紡ぐやり方といったものね」「だから自分のやり方もより謎めいた感じになりつつ、ファンの人たちと未だメッセージを共有できるようにしている。『ゲーム・オブ・スローズ』の作り手のように、比類なき暗示の名手になりたいの」
そして、同シリーズのクリエイター、D・B・ワイスとデイヴィッド・ベニオフとあるパーティーで出会った経緯についてテイラーは、「私は席に座ってて、『声をかけようか?変に思われない?誰もあの情報については質問していないわね』なんて考えてた。そしたら2人から『私たちの娘はあなたの音楽が大好きなんです』って言われて」と続け、同シリーズについて、「エピソード毎にたくさんの違うキャラクターに感情移入できる。嫌いだったキャラクターが大好きになったりね。冷たい人間だなと思ったら、今度はどうしてそうなったのかの背景が描かれたりする。とにかく『ゲーム・オブ・スローンズ』が出た時代に存在できて本当に私は幸運」とベタ褒めしていた。
ちなみにテイラーの予想では最後に鉄の玉座に就くのはデナ-リス、サンサ、アリアの誰かだという。(BANG Media International)