パヴァロッティ、スティングやボノとデュエットしたレア音源がリリース
ルチアーノ・パヴァロッティが、スティングやボノ、ジェームス・ブラウンとデュエットした音源が初めてリリースされる。デッカ・レコードは、2007年に71歳で他界した伝説的テノール歌手パヴァロッティがロックやソウル界の大スターと歌ったライブ収録曲6曲を発表する。
今回の特別リリースは、未公開映像を含むコンサートやインタビューを収めたロン・ハワード監督によるパヴァロッティのドキュメンタリー映画『ミュージック・フロム・ザ・モーション・ピクチャー:パヴァロッティ』に併せたかたちとなっている。
これらの曲は、1992年から2003年にかけて同テノール歌手の故郷であるイタリアのモデナで開催されたウォー・チャイルドなどの慈善団体を支援するチャリティーコンサート「パヴァロッティ・アンド・フレンズ」において収録されたもので、U2 のフロントマン、ボノとの『アヴェ・マリア』、ソウルの帝王、故ブラウンとの『マンズ・マンズ・ワールド』、スティングとの『ホエン・ウィー・ダンス』といった曲が並ぶ。
同リリースは、すでに発売されているクイーンのブライアン・メイやロジャー・テイラーとの『トゥー・マッチ・ラヴ・ウィル・キル・ユー』、バリー・ホワイトとの『ユア・ザ・ファースト、マイ・ラスト、マイ・エブリシング』、ルー・リードとの『パーフェクト・デイ』に続くかたちとなった。加えて、パヴァロッティがイタリアのロックシンガー、ズッケロやボノと共同で執筆し、アンドレア・ボチェッリとデュエットした『ミゼレーレ』もリリースされる。
デッカ・レコードのレベッカ・アレン社長は「これらのデュエットは、パヴァロッティの人道的な側面を思い出させてくれる素晴らしいものです」「彼は、自らの名声と芸術を用いて支援活動を行い、また同じ気持ちを抱く最も素晴らしいアーティスト達を集めることに成功しました」と話す。
ボノとボチェッリの曲は同ドキュメンタリー映画のサウンドトラックに収録される一方で、他の曲は3枚組となる『パヴァロッティ:ザ・グレーテスト・ヒッツ』としてリリースされる。(BANG Media International)