スノウ・パトロール「チェイシング・カーズ」英ラジオで21世紀に最も流された曲に
スノウ・パトロールの「チェイシング・カーズ」が、21世紀に入ってイギリスのラジオで最も多く流された曲となった。同バンドが世界的成功を収めるきっかけとなった2006年リリースの4作目のアルバム「アイズ・オープン」からの曲がそれで、フロントマンのギャリー・ライトボディも今なお同曲がお気に入りだという。
BBCにギャリーはこう話す。「信じられないね」「まだ実感が湧かないんだ。感情を露にした曲でとてもシンプル。けど恥も外聞もないラブソングでもある」「この曲で僕が一番気に入っているのは観客に一体感を与えられるということ。演奏する度、美しい瞬間だって感じるんだ」
一方、人気医療ドラマ「グレイズ・アナトミー 恋の解剖学」の挿入歌ともなっている同曲について、音楽著作権の管理会社PPLのCEOピーター・レザー氏は、「『チェイシング・カーズ』は人気のアンセムでラジオを通して大成功を収めています。また、『グレイズ・アナトミー』を筆頭に、多くのテレビで使われたことで人気に火が付きました」と説明する。
1994年にスコットランドのダンディーで結成された同バンドだが、同曲のレコーディングについてギャリーはこう回想している。「ジャックナイフ・リーが自分の家の庭先にスタジオを持っていたんだ。ボトルワインを数本持ち込んで、夜通し作曲したよ」「あの夜は10曲作ったんだ。その中の5曲が、『アイズ・オープン』に収録された。あのアルバムの半分ってことだね」「できた曲をワインを何杯か飲んだ後に聴くと、『ああ(ダメだ)、また、今度良いものを』ってなるのが普通だけど、あの夜は皆でたくさん作り続けたんだ」
ちなみに今回のランキングでは、ブラック・アイド・ピーズの「アイ・ゴッタ・フィーリング」が2位、ファレル・ウィリアムスの「ハッピー」が3位に入った。
(BANG Media International)