ジョージ・マイケルの最後の恋人、ジョージ宅損壊で逮捕
ジョージ・マイケルの最後の恋人だったファディ・ファワズが、ジョージの自宅を損壊したとして逮捕された。今年の5月、ファディはロンドンのリージェントパークに近い500万ポンド(約7億円)相当にものぼる故人の邸宅を不法占拠、立ち退きを要求する手紙も無視し、ジョージから許可をもらっていたと主張していた。
しかし23日夜に、ファディが上半身はだけた姿で屋根の上に立っているのを近隣住民が目撃、警察が来る騒ぎとなった。また、住民らは家の中から何かを壊す音を聞いたり、ドアから水がほどばしるところを目撃していたそうだ。その後ファディは悪質な器物損壊罪の疑いで逮捕される運びとなっている。
近隣住民の1人は、ザ・サン紙にこう話す。「家の中の損傷は本当に酷いものでしたよ。あんなのは見たことがありません。あらゆる備品に家具、ドアや窓、ジョージがそこに残していったものが全て完膚なきまでに破壊されていました」「トイレや洗面台も壊されていましたね。壁も大損壊、天井もですよ。一夜でできる所作ではありません。長期間徐々に計画立ててやったに違いありません」「あの家をジョージは愛していましたし残念で仕方がありません。かつてはとても美しかったのに」
一方、警察側は、「我々は7月23日の午後7時頃に、その住所の屋根上に男性がいるとの通報を受けました」「職員が到着するとその男性は屋根ではなく室内にいましたが、酷い損壊でした」「よってロンドンの消防隊がかけつけ、男性は悪質な器物損壊罪の疑いで逮捕されました。北ロンドンの警察署にて拘留中です」と発表していた。
ジョージは遺書の中でファワズへの遺産については記していなかったそうだが、ファワズは生前にジョージ本人から居住を許されたとして立ち退きを拒否、2016年のクリスマスにジョージが亡くなって以降も同邸宅に住み続けていた。ジョージの遺族に近しい関係者は、以前こう明かしてもいる。
「ファディは、全く聞き入れていません」「ここ1年半もの間に何度も立ち退きを要求する手紙を受け取っているのに関わらず、彼はこれを拒否し続けてきました。手紙を無視している上、今では不法占拠権も持っているようです。今後どうなるのか見通しが立たない状況が続いています。弁護団は、可能な法的処置を探っています。ファディが何も言わずに退去していれば、事はもっと簡単だったんですが」(BANG Media International)