「ボディーガード」の主題歌、元々ホイットニーではなくプレスリーがカバー予定だった?

 ドリー・パートン(73)は、自身のヒット曲『オールウェイズ・ラヴ・ユー』についての映画を書きたいと思っているそうだ。もともとドリーが作詞作曲を手掛けた同曲は、ホイットニー・ヒューストンがカバーし、映画『ボディガード』の主題歌としても大ヒットを記録したが、ドリーの音楽にインスパイアされたネットフリックスのシリーズ『ハートストリングス』が成功したあかつきには、同曲の映画を作りたいという。

 同シリーズはドリーのヒット8曲をミニ映画作品に仕立てたものとなっているが、ドリーは1974年に発売しヒットとなった『オールウェイズ・ラヴ・ユー』をエルヴィス・プレスリーがカバーしたがっていたものの、それを断り、ホイットニーにカバーを許したと明かしている。

 『レイト・ナイト・ウィズ・セス・マイヤーズ』に登場したドリーはこう説明する。「エルヴィスのマネージャーの(トム・)パーカー大佐が著作権の半分を渡すように言ってきたの。エルヴィスは著作権を半分手に入れられるものでなければレコーディングはしたがらないっていう理由で。それはできないって答えたわ。私はそのお金を家族に渡すつもりだったから。その後ホイットニーがレコーディングをしたわけだけど、それが最善の選択だったと思っているわ」

 ホイットニーが歌ったバージョンは音楽史上最高の売り上げを記録した楽曲の一つとなっており、10週間連続で1位に輝いたことで、巨額の印税が入ったドリーはこう続けている。「とっても嬉しかった。ホイットニーがカバーしてくれてことはとても光栄で、幸運なことだったわ。私の歌ったバージョンとは違ったものになっていたからね」

 一時はエルヴィスの申し出を断ったドリーだが、その後も忘れたことはなかったようで、「その後『アイ・ドリームド・アバウト・エルヴィス』っていう曲を書いたわよ。その曲ではエルヴィスの声音をまねて歌う人を使ったし、『オールウェイズ・ラヴ・ユー』を一緒に歌ったこともあるわ。いつかそれを発表する日が来るかもしれないわね。ゆくゆくはネットフリックスのシリーズで。あれがうまくいけば、『オールウェイズ・ラヴ・ユー』の映画を作りたいわ」と話している。(BANG Media International/デイリースポーツ)

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