6人の子持ち世界的歌姫、ロシアで100万ドルの罰金を無視「立ち向かうのよ」
マドンナは、ロシアでのコンサート中に同性愛者の権利に関するスピーチをしたことで、政府から100万ドル(約1億700万円)の罰金を科せられたものの、それを支払わなかったそうだ。2012年のサンクトペテルブルグ公演のステージ上でその発言をしたことにより罰金を言い渡されたそうだ。
マドンナは、インスタグラムに当時のスピーチの動画を投稿、こう綴っている。「サンクトペテルブルグのコンサートで、このスピーチをしたの。8年前ね」「同性愛コミュニティをサポートしたことで政府から100万ドルの罰金を言い渡された」「払わなかったけどね」
動画の中でマドンナは、人々が不寛容になってきているとし、「空気の中に感じるの。人々は、自分と異なる人々をより一層恐れてきていることに。人々はどんどん不寛容になってきている。LGBTをずっと支持してきたわ」「同時に、私達は違いを作ることができる。私達はこれを変えられるわ。私達には力がある。そのために暴力を使う必要はない。ただ愛をもって、立ち向かうのよ」と語っていた。
ロシアの「伝統的家族の価値観の否定を助長する情報から未成年者を守る」ことを目的とした法律によると、公の場でのLGBT支持は犯罪となる。
一方で、7歳から23歳まで6人の子供を持つマドンナは、自らのセクシュアリティを確定したくないとして、以前こう話していた。「私の性的アイデンティティや、性的に私が何であるかに関しては、これまで感じてきたのと同じように今も感じている」「どちらにせよ、私はレッテルが好きではないし、だから私も箱に入れられたり、カテゴリー化されたり、名前をつけられたりしたくない」「でも今は、自分が何を好きか、誰を愛しているか、何になりたいかってことを言える自由を人々が感じていることを嬉しく思う」(BANG Media International/デイリースポーツ)