英国の大物女優が痛烈批判 亡き義父への冷たさに「気分が悪くなった」
ケイト・ベッキンセイルが、英国アカデミー賞(BAFTA)の追悼式典で、亡き義父への功労を表彰するか「保証できない」というBAFTAを「恐ろしく冷たい」と非難した。
今月初め「主任警部モース」や「フロスト警部」など数々のイギリスの人気ドラマを手掛けたテレビディレクターで義父のロイ・バターズビーが他界したことを明かしていたケイトは、英国映画テレビ芸術アカデミーから、毎年開催される授賞式でロイが表彰されることを「保証できない」と伝えるメールを受け取り、その冷たさに「気分が悪くなった」という。
ケイトはインスタグラムに1996年に撮影された自身とロイ、そして母親のジュディ・ロエの写真を投稿し、こう綴っている。「これはテレビのディレクターとしての素晴らしい仕事に対して、私がBAFTAのプレゼンターとして義父に生涯功労賞アラン・パーカー特別賞を贈った直後の写真です」「今日、BAFTAは私たちが失った業界のメンバーを称えるための『追悼』のトリビュートに彼が含まれることを『保証できない』と私に告げました。つまり、亡くなって1週間も経っていない男性が、何十年ものキャリア(その中で彼は同団体から最高の栄誉を授与されています)の後に、どういうわけか委員会の前でオーディションを受けなければならないのです。彼の仕事、彼の人生、彼の技術、彼の指導、彼の心と魂に、彼が亡くなったことを言及する価値があるかどうかという(オーディション)です」「そのことで、私の心は再び傷つきました。私は麻痺し、病気になったのです。私は自分の人生の毎日の中で、彼と彼の作品をこれからも称えるでしょう」
ケイトはさらにインスタグラムのストーリーでそのBAFTAからのメールをシェア、そこにはこう書かれている。「私たちが1年の間に集めた名前はすべてBAFTA(映画、テレビ、テレビ・クラフト)の追悼委員会に提出され審議されます。ロイのBAFTA受賞はテレビ部門に属し、これらの賞は5月に開催されるため『追悼』は春に審議されることになります。幸運を祈っています」