ポップ史上最長寿バンド 68年間に渡るツアー活動を終了へ
サーチャーズが68年にわたるツアー活動に終止符を打つ。ポップ史上最長寿バンドとして知られるリバプール出身の同バンドは「ファイナル・フェアウェル・ツアー」に出発し、6月27日に初出演するグラストンベリー・フェスティバルのステージでツアーを終える。
1957年、16歳だった時にマイク・ペンダーとともにバンドを結成し、これまでさまざまなメンバーを迎え活動を続けてきたジョン・マクナリー(83)はガーディアン紙に「83歳でグラストンベリー・フェスティバルにデビューするなんて、これを超える人はいるだろうか。人生がこれ以上良くなることなんてないよね。少しは緊張するだろけど、いい意味でだ。6月の我々のショーは良いウォームアップになるだろう。この最後の素晴らしいお別れでファンに再び会えることが待ちきれないよ」と語っている。
1964年にグループに加入したベーシスト兼ボーカルのフランク・アレン(81)は、ツアー終了を決めたのは年齢だけが理由じゃないとして「年を重ねると少しペースが落ちる。年間180~200回のショーをやっていたよ。でも高速道路を運転するのは大変なんだ。交通量がかつてないほど増えているからね。ショーから回復するのは問題ない。それが生きがいだからね。私たちはいつもショーをやる体力があった。ただ高速道路での移動が大変なんだ」と説明している。