欽ちゃん勇退で“アイドル選手”から選手兼監督に…そしてクラブ日本一！

茨城ＧＧのアイドル選手として活躍していた片岡安祐美に大きな転機が。チームの監督だった萩本欽一が勇退することになり、なんと後任に片岡安祐美を指名！

【２０１０年１０月２６日デイリースポーツ紙面より】
　今年限りでクラブチーム「茨城ゴールデンゴールズ（ＧＧ）」の監督から勇退することを表明していたタレントの萩本欽一（６９）が２５日、都内で会見し、後任監督に女性の片岡安祐美内野手（２３）を指名したことを明らかにした。
（中略）
　勇退試合を発表した萩本監督は後任について「この球団の（監督の）条件を考えました。野球が一番下手で意見を言えない人。選手が自由にできる人。探して決めました。片岡安祐美です」と発表。２３歳の“茨城ＧＧのアイドル”を次期監督に指名したと明かした。
　本人には通達済みで、「“え～、え～”って。（次期監督と）言ったときは笑ってました。“や～だ～”って言いながら（指で）ピースを出してたんで、心の中ではうれしいと思ってたんでは」と反応を振り返った。

【２０１０年１１月１１日デイリースポーツ紙面より】
　今季限りで勇退する茨城ゴールデンゴールズの萩本欽一監督（６９）に次期監督に任命された片岡安祐美内野手（２３）が１０日、都内で「スカパー！アワード２０１０」にプレゼンターとして出席。監督就任への意気込みを語った。
　萩本から連絡を受けた時は「冗談だと思っていた」という片岡。その後、萩本が会見で宣言したことで冗談ではなかったことを知った。「“欽督”のように楽しませることはできないけど、皆さんに応援してもらえるような球団にしたい」と意気込みを表明した。

【２０１１年１月１５日デイリースポーツ紙面より】
　「茨城ゴールデンゴールズ（ＧＧ）」の片岡安祐美選手兼新監督（２４）が１４日、都内で取材に応じ、３年ぶりの全日本クラブ野球選手権制覇を誓った。昨年末に勇退した萩本欽一前監督（６９）からバトンを受け継いだ、社会人野球初の女性監督は、目標達成へ“鬼”になる覚悟を示した。
（中略）
　「“これではダメ”というような時には怒ります。鬼になるところは鬼にならないと。怖いと思いますよ」。いたずらっぽく笑うが、その目は真剣だ。「グラウンドでは厳しくいきます。先輩だろうが、後輩だろうが」と一切の甘えは許さない。
　今後も監督兼選手としてプレーを続ける。昨秋、監督就任の話が持ち上がった時には引退も覚悟したが、欽ちゃんから「お前の夢も追い続けなさい」とプレーイングマネジャーとして、現役続行の道を勧められた。「監督兼任は大変ですが、頑張りたい」と意欲を燃やす。