師匠にも勝った藤井六段を育てた杉本昌隆七段ってどんな人?
聖帝サウザーか、覇王ラオウか―。師匠を倒して最強への道を突き進む藤井聡太六段。師弟対決で敗れはしたが、この逸材を育てた師匠・杉本昌隆七段ってどんな人なんだろう。
公開日:2018.3.8
弟子には史上最年少の14歳2か月でプロ入り(四段昇段)を果たした藤井聡太がいる。女流棋士では室田伊緒及び中澤沙耶がいる。藤井聡太を弟子にとるとき「彼がもし棋士になれなかったら、私は責任をとって引退しなければといった思い」と覚悟を語っている。
温かくも厳しく見守る師匠 歴代1位タイ28連勝達成時にも「『おめでとう』は言わない」
「彼に『おめでとう』と言ったのは四段に昇段したときだけ」と振り返り、「プロに何連勝しても彼にとっては通過点なので『おめでとう』とは言わないんじゃないかな。タイトルに挑戦したときは言うかもしれないですけど」と語り、愛弟子のさらなる活躍を確信していた。
藤井四段の師匠・杉本昌隆七段も感慨 でも「おめでとう」は言わない
藤井四段(当時)「たくさんのことを教えていただいた」
藤井四段は「師匠には技術的なものだけでなく、将棋や対局に臨むことについて、たくさんのことを教えていただいた」と感謝。杉本七段とのエピソードについて聞かれると、たくさんの思い出を整理できない様子で、考え込みながら杉本七段を見つめた。
藤井四段、師匠との絆 会見で見つめ合い沈黙…オリジナルグッズは師匠が愛用
将棋だけじゃない!「あそこはうまい」そば・うどんの店も伝授
注文したそば・うどん店の「小雀弥」は藤井四段の御用達。師匠の杉本昌隆七段からのアドバイスで店を開拓したといい、杉本七段は「『あそこはうまいから是非食べた方がいい』と強く師匠命令として言ったことがありまして」と笑いながら明かした。
快挙の藤井四段、 勝負メシは「胡麻味噌 とじうどん」