師匠にも勝った藤井六段を育てた杉本昌隆七段ってどんな人?

聖帝サウザーか、覇王ラオウか―。師匠を倒して最強への道を突き進む藤井聡太六段。師弟対決で敗れはしたが、この逸材を育てた師匠・杉本昌隆七段ってどんな人なんだろう。

公開日:2018.3.8

 人気のオリジナル扇子とクリアファイルについては、藤井四段自身が「私自身が自分のものを使うのは恥ずかしい」という理由で使っていないそうだが、杉本七段は愛用しているという。「扇子は私も手に入らず、藤井四段のお母さんに頼んで1本手に入れた。クリアファイルも使っている」と得意げに話していた。

藤井四段、師匠との絆 会見で見つめ合い沈黙…オリジナルグッズは師匠が愛用

歴代単独1位29連勝でフィーバーも 師匠は冷静

列島 藤井狂騒曲 地元愛知も興奮

 朝からテレビや新聞が大記録を伝えるのを見た杉本七段は名古屋市の自宅で「すごすぎてまだ実感が湧かないが、うれしい」と話した。「対局中に疲れた顔も見せたが、最後は危なげなく勝った。将棋が好きで強くなりたいという気持ちを忘れず、次々と記録を塗り替えて」と弟子の将来を思い描いた。

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引張りだこ状態にも慎重「勉強時間が減るだけ」

 その一方で、藤井四段の周囲は冷静だ。連盟関係者は「現時点ではCMを引き受ける余裕がない」と話し、師匠の杉本昌隆七段(47)も「勉強時間が減るだけで、彼の時間をつぶすことになるので…」と慎重だ。

【芸能】藤井四段にCMなどオファー殺到 地元から熱い視線にも「勉強時間が減るだけ」
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升席も持つ相撲好き 17年名古屋場所は師弟仲良く観戦

 中学3年生の最年少棋士・藤井聡太四段(14)が観戦に訪れた。
 地元・愛知県瀬戸市出身の藤井四段は午後4時すぎに姿を見せると、師匠の杉本昌隆七段が持っているという枡席に着席。“時の人”の登場に、館内は相撲そっちのけで大騒ぎとなった。

藤井四段が名古屋場所を観戦 地元・愛知県瀬戸市出身 時の人に館内騒然

 【編集後記】 敗れはしたものの、自身ができなかった師弟対決で弟子の成長を肌で感じることができたという点では、杉本七段も本望だったのではないでしょうか。藤井四段(当時)が歴代1位タイの28連勝を達成した際に「1人の少年と先輩という感じ。一緒に勉強というのも変だが、強くなりたいという面で付き合っている」と語っていた杉本七段。自身も勝ち数規定による八段まであと13勝(日本将棋連盟HPより)と迫っています。師弟ともに切磋琢磨して将棋界を盛り上げていってほしいものです。

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