20年前の思い出と20年後の感謝-
僕たちSUPER EIGHTは、25日にデビュー日を迎えました。2004年のこの日、「浪花いろは節」で関西地区でのCDデビューをしてから丸20年となりました。
僕らは「8・25」の関西地区デビュー日と「9・22」の全国デビュー日と“2つのデビュー日”を持っています。当時は関西でのデビューで売れなかったら全国デビューはないと言われたこともあり不安でしたが、20年たった今はそれが僕ららしさで、2回も祝福されるってなんかありがたいなぁと感謝の気持ちがあります。どっちが大事とかはなく、今は2回あるっていうのがうれしいなと思います。ファンの皆さんには感謝しかありません。同じ時代に生まれて、こうして時間を共有できてるのも、何か運命みたいなもんです。
当日は、20周年のアリーナツアーでの新潟公演で迎えました。舞台が終わったあとは、メンバーとも思い出話に花を咲かせました。昔話をすると、20年前のことは一生忘れないです。デビュー前日、メンバーとBBQをしていたんです。「ようやくここまでたどり着けたな」みたいな、「こっからやな」みたいな話をしてたと思います。翌朝、みんなでCDショップに行きました。当日の詳細な会話までは覚えていないんですが、その日にそういうことをしたっていうことは絶対忘れへんねやろう、僕の人生のターニングポイントなんやろなって思っています。
アリーナツアーでは、各地の学生などとのセッションもしています。彼らからもらう刺激は本当にめちゃめちゃありますね。すごい青春してるなって。僕らはプロとして失敗できないというプレッシャーもあるけど、彼らはただただ前向きに「やってやるんだ」という熱意が音に乗っかっている。なんかすげえな、ちょっとうらやましいなって思いながらステージを共にしました。
僕らのデビュー当時、まだ生まれていなかった方もいるだろう学生の皆さんに、年齢が上の先輩だから伝えたいこと、というのは僕はまったくなくて。感謝です。こういう機会がなかったら、多分僕らのこと知らなかったかもしれません。年齢の離れた今の学生たちは、僕らと共演することで盛り上がるやろうかと不安もあったんです。
でも『すごい感動しました』などたくさんの言葉をかけてもらいました。僕らのことをちょっとでも知ってくれるきっかけを作ってくれたのも、うれしいですね。自分たちが思っていた以上のエネルギーを僕たちに返してくれた。この仕事やっててよかったなって思う時間となりました。