【朝日杯FS】エンブレム奪冠デモ
「朝日杯FS・G1」(21日、阪神)
札幌2歳Sでの1着以来、106日ぶりの実戦となる関東馬ブライトエンブレムは17日、栗東CWでの3頭併せで活気十分の動きを披露した。栗東入厩後も調整は順調そのもの。久々でも状態に不安はない。いちょうS勝ちのクラリティスカイは、栗東CWで豪快な伸びを見せた。こちらも好気配だ。
ブライトエンブレムは11月21日に栗東入厩後、順調に追い切りを消化している。「レース直前に長距離輸送がない分、ケイコで攻められる」と小島茂師は言う。
最終デモは栗東CWで3頭併せ。新馬戦、札幌2歳Sともに最終追い切りは師自らがまたがりVを決めていることから、今回も栗東まで駆けつけて騎乗した。同じく朝日杯FSに登録しているダノンプラチナ、僚馬ラスヴェンチュラス(5歳1000万下)と3頭併せを敢行。最後までしぶとく脚を伸ばした。6F83秒4-39秒8-12秒5をマークし、前者には首差遅れたが、後者には1馬身先着した。
前日の降雨の影響で馬場が重く「手応えは思ったよりも悪かったが、追い切った後の息の入りは良かった」と内容には合格点を与える。「あまりやり過ぎず、ちょうどいい負荷をかけられた」
今回は札幌2歳S1着以来、3カ月半ぶりの実戦となる。「2歳のこの時期にあまり無理をさせたくなかった」と説明。当初から年内は1戦の予定だった。ホープフルSも視野に入れていたが「中山より阪神の方が紛れが少なく、はっきりと力を見極められる」とここへの出走を決断した。
小島茂厩舎はこれまでも08年秋華賞ブラックエンブレム、09年エリザベス女王杯クィーンスプマンテと栗東入厩でのG1制覇を成功させている。母ブラックエンブレムは厩舎に初のビッグタイトルをもたらした。今度はその息子が厩舎初の牡馬G1を奪取する。
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