「ヤングダービー・プレミアムＧ１」（１７日、びわこ）

　今シリーズがＧ１デビューの井上忠政（２４）＝大阪・１１９期・Ａ２。初日６Ｒの１回走り。いきなりの１号艇でインから逃げ切りを狙ったものの、３コースまくりの出口舞有子（愛知）に屈して５着だった。

　「合っていなかったが、足負けというよりスタート（Ｓ）負け。せめて同体Ｓは行っておくべきだった。着を取れなかったのが悔しい」と敗因を振り返り唇をかみ締めた。

　当地は昨年８月のデイリースポーツ杯を４コースまくりで優勝。「そのときも、イン戦で取りこぼしていたイメージがあった」と苦笑するが、ここ一番の勝負強さは、井上の持ち味。「初日はレースに参加していなかったので、競ったらいつも通りできると思う」と本領の強気な攻めで反撃開始をもくろむ。「追い込まれたので、予選突破に向けて頑張ります」と気合をみなぎらせた。